PLAY AGAIN 子どもと遊んで思い出す
PLAY AGAIN 子どもと遊んで思い出す
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6歳と2歳の子どもたちと「遊ぶ」なかで「もう一度・再生」される故郷・秋田の風景、昔の遊び、言い様のない感覚を書いたエッセイ。
- 実は高3まで遊んでいたガン消し、長男とシンカリオンごっこ
- サブスクでは観る映画を選びきれない、レンタルビデオ屋は違った
- 次男には「ナマハゲが来るよ」、僕は「ベートーベンこわい」
- 餃子の王将から思い出した、秋田のうまい町中華「東京飯店」
- 食べログのない時代のお店の探し方
- 気がついたら「ストⅡ」で一番長く対戦してくれているのが長男
- 42歳にして初のけん玉に挑戦しその楽しみを知る
など
スランプの中、思い出しながらスッと書けた作品。読みやすいと思われます。懐かしいあの日を思い出しながら、ぜひ。
2026年7月18日 ZINEフェス秋田で第1版 発表
仕様
A6/本文64p/中綴じ
表紙:富士わら紙 105kg(レトロ印刷JAM)
本文:モンテシオン 83.5kg(丹羽紙業)
印刷:リソグラフ(表紙:レトロ印刷JAM/本文:DIY BOOKS)
デザイン:Adobe InDesign
はじめに
昔遊んだ『クロノ・トリガー』に「つよくてニューゲーム」というシステムがあった。『クロノ』が初ではなかったかもしれないが、その発売後、1995年以降の多くのゲームに導入されたシステムだ。一度クリアしたあとに、ステータスやレベル、アイテム、スキルなどを引き継いでもう一度初めからプレイできる。英語では「New Game Plus」というらしい。
2017年ごろ、僕が編集長をしていた「Zing!」というカルチャーマガジンに小説家・海猫沢めろんさんが寄せてくれたコラムで「子育ては2周目だ」というものがあった。子どもと接すると自分が怒られたこと、しでかしたこと、好きだったもの、言い様のなかった風景や心情を思い出す。そしてもう一度、子どもと一緒に遊ぶ。経験する。
そんな感じで、子どもたちは遊び心の回路がとっくに擦り切れてしまったような僕と、もう一度遊んでくれている。そうすると僕のほうでは、思い出がもう一度再生される。リプレイする。いきいきした時間の感じかたが思い出される。
僕にとって一番の幸せはその遊びの中にある。
最近は僕が家に帰ってきても走り寄って抱きつくようなこともないし、寂しいけれどまだまだ遊んでくれるのはありがたい。
長男は6歳。小学校に入学したてで、本を読むのが大好き。『おしりたんてい』『かいけつゾロリ』『ほねほねザウルス』とか、『こびとづかん』とか。ポケモンカードも好きだし、最近はサッカーにも興味が出てきた。
次男は2歳になる。とにかく電車が好きで、なかでも阪急電車が大好き。毎日AmazonPrimeで阪急電車のドキュメンタリーを観ている。アンパンマンも。袋に何かを入れて持ち運ぶのも。
こんな二人との遊びの中で改めて動き出した、いきいきした時間を書いていこうと思う。
