個人的に衝撃的なニュースだったので書かざるを得ませんでした。兵庫県尼崎市・武庫之荘南口5分ぐらいにある喫茶店・琥珀屋珈琲のお話です。
琥珀屋には5年近く通っています。2階建てで、壁の漆喰が地中海っぽい雰囲気を醸し出していて、落ち着いた空間でコーヒーや軽食がいただけます。おすすめは炭焼珈琲と、たまごサンドです。サンドはミニサイズでも一人前の量が出てくる。
僕はよく仕事や休憩に利用させてもらっています。
店員のおばさまは、いつも鷹揚に接していただいています。お茶目でほんわかした雰囲気の方です。マスターはほとんどお話したことはないですが、ダンディなイメージ。あとはお若い男性や女性の店員さんがおられます。
ただ1点だけ個人的に気になる点がありました。それが音楽。BGMがなんというか、お店や店員の方の雰囲気に合っていない気がしたのです。
BOSEのスピーカーから流れるのは、イギリスかアメリカの低音やや強めのエイトビート、ダンスナンバー。「あのおばさま、実はこういう曲が好きなんだろうか?」とずっと思っていました。
ところがここ最近数回行ってみると、BGMがカントリー調になっていたのです。断然こちらの方が空間に合うし、仕事や食事にも集中できる。
お会計のときに思わずおばさまに、
「BGMの雰囲気が変わったみたいなんですけど、何かきっかけがあったんですか?」
と聞くと、
「いえ、USENの機械いじってしまったら変わったみたいなんですよね。前の方が良かったですか」
と返ってきたので、
「今の方がお店に合ってますよ」
とお伝えしました。
僕は5年近くあのBGMを聞いていたわけで、琥珀屋の世界観があれも一部含んでできあがっていました。でもそこに実は店員さんはこだわりはなかった。
というより、琥珀屋のおばさまの、そのぐらい柔軟な感じが僕は好きなのかもしれない。そう思いました。
最近琥珀屋に行くと、ずっとカントリー調の曲が流れています。そのたびにニヤリとしてしまいます。