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Home / Archives for diybooks_tenshu

diybooks_tenshu

【7/20~27】はじめてのZINEが集まるイベント「Oui,ZINE(ウイジン)」参加者募集中!(来店無料)

2024年6月27日

OuiZINE

初めてのZINEを展示・販売するイベント「Oui,ZINE(ウイジン)」を2024年7月20日(土)~7月27日(土)に開催することになりました。初陣(ういじん)ということで……。フランスに縁があるのでフランスっぽい雰囲気も出したくて……(行ったことはありません)。かつ「うんうん、いいね!」の意味も「Oui」に込めて。

DIY BOOKSで開催しているDIY ZINEスクールの生徒さんが2カ月弱で作りあげた初めての作品もここで発表されます(みなさん現在鋭意制作中です!)。

スクール参加者以外の方も、初心者はもちろんのこと、経験者でも「1号目だけ」なら参加可能です。

基本的に審査なし。

この期間はDIY BOOKSを開店するため、ZINEをご覧になりたい方、お買い上げされたい方もぜひお越しください。入場(来店)はもちろん無料です。

7月20日(土)には親子向けワークショップも

7月20日(土)13時から、親御さんとお子さんをメインの対象に、お子さんに呼びかけながらA41枚で簡単な8ページの絵本をつくるワークショップを開催します。

完成したら店内の印刷機・リソグラフの好きなお色(黒・青・赤・黄)1色で印刷して10枚ほど持ち帰っていただけます。

サンプルは下記のInstagramのリール動画を参照ください。

https://www.instagram.com/p/C8bXl9dSDRf

参加費:1,200円

定員:8名まで

応募はこちらから

※なお7月20日(土)18~20時には奈良の私設図書館

「ルチャ・リブロ」の青木真兵さんとのトークイベント「本と公共とわたし」も開催します。

こちらもどうぞ。

ご参加・ご来店をお待ちしております。

Oui,ZINE(ウイジン)開催概要

・期間:2024年7月20日(土)~7月27日(土)

・場所:DIY BOOKS

661-0043 兵庫県尼崎市武庫元町1-27-5

・来場料:無料

・出品料 1タイトル:2,000円

※ZINEスクール参加者は不要です。

※期間中店頭で販売します。

※手数料はいただきません。

・ジャンル:不問

※あまりにも差別的・公序良俗に反する・その他不適切とスタッフが判断する場合などは展示をお断りすることがあります。なにとぞご了承ください。

・サイズ:A4以下、厚さ3cm以下

・販売価格:300~3,000円

・納品部数:5~10部

・注意事項:ZINE以外のグッズ等は販売できません。

・参加方法:本ページ最下部ボタンからいけるフォームに必要事項を記入の上、お支払いをお願いいたします。

・応募締切:2024年7月7日(日)

・納品締切:2024年7月17日(水)必着

※送料はご負担をお願いいたします。

※ご納品冊数以外に、サンプルを1点お願いいたします。サンプルは返送いたしませんのでご了承ください

・搬出:展示期間終了後に着払いでお送りします。

・展示場所:スタッフが決定します。

・売上の支払い

期間終了後にまとめてお振り込みいたします。振り込み手数料は応募者負担となります。ご了承ください。

・在庫返送

サンプル1部をのぞいた残数を展示期間終了後に着払いで返送いたします。

Oui,ZINEに申し込む

カテゴリZINE, お知らせ, イベント 関連タグ:ouizine, zine, お知らせ, イベント

7/20 トークイベント「本と公共とわたし」青木真平×DIY BOOKS×ぶぶぶバザール

2024年6月12日

本と公共とわたし

奈良県東吉野村で人文系私設図書館「Lucha Libro(ルチャ・リブロ)」を図書館司書の妻・海青子(みあこ)さんとともにひらく、青木真兵(しんぺい)さん。2024年7月20(土)に青木さんと、DIY BOOKSでトークイベントをさせていただくことになりました。

真兵さんは社会福祉士で講師など、海青子さんは刺繍のアクセサリーや雑貨・イラスト制作などをされながら自宅の一部を地域に開放されています。
人文知を地域で根づかせ、新しい土着の知を拾い、「ルチャ・リブロ」が新しい文化の拠点となっているというお話をよく耳にします。

青木さんとまだお会いしたことはないのですがお二人の著書などを通じて存じ上げていたので、お話できるのが大変楽しみです。

DIY BOOKSも、もともと尼崎・武庫之荘(武庫元町)という地域でともに書いたり読んだりする人を増やしたい目的で始まりました。じわじわと活動をしている最中ですが、ぜひ続けて根づくための試みや、本と人と地域がどうつながっていくのかお話したいなと思います。

今回は尼崎で一箱古本市など本をきっかけに人をつなげる取り組みを続ける「ぶぶぶバザール」の白川烈さんと一緒に参加させていただきます。

お申し込みは下のボタンから。お待ちしております。

日程:7/20(土)18:00~20:00

会場:DIY BOOKS
〒661-0043 兵庫県尼崎市武庫元町1丁目27ー5

阪急神戸線・武庫之荘駅より北西に徒歩約20分
阪神バス45系統(武庫営業所ゆき)など「武庫元町」バス停下車、東に徒歩1分(スーパー「サンディ武庫元町店」前)

参加費:1000円

定員:20名

イベントに申し込む

カテゴリイベント 関連タグ:ぶぶぶバザール, イベント, トークイベント, 私設図書館

小林書店閉店の日。最後まで人に施す姿勢に、店の人生があらわれていた

2024年6月4日

小林書店

小林書店が5月31日に閉店した。お昼からあった、お別れ会ならぬ「お礼の会」に伺った。

小林書店は72年続いた兵庫県尼崎市・立花の本屋だ。全国的にも有名で……詳しいことは『仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ』やBookLinkのこちらの記事を読んでいただければと思う。

店主・小林由美子さんいわく「最終日にさみしいのは嫌だし、ずっと紅白の布を飾って振る舞い酒をして、華々しく終わりたい」ということで、今までの感謝をする「お礼の会」になったそうだ。

※『町の本屋』のあとがきも記事にしたのでよろしければこちらも。

お昼過ぎに雨が降ってくる。シャッターが開くのを末人たちが傘をさす。本だけでなく傘も売ってきた小林書店にはなんだかふさわしいのかな、と思った。

テレビの密着カメラ、新聞紙の記者さん、常連のお客さん、イベントでかかわる方たち、いろんな人が来られていた。

シャッターがあいて、由美子さんと昌弘さんの姿が見える。もう由美子さんは泣いている。なんとも言えない気持ちになった。閉店の報せを聞いたときは僕も思わず泣いてしまったけれど、今は由美子さんが望むように「よくぞここまで続けてこられましたね(というのは大変おこがましいけれど)、お疲れ様でした」という気持ちが強かった。

小林さんご家族や協力されるみなさんがおいしいお酒やちくわを振る舞ってくれた。お二人に花束を渡して僕は帰らなければいけなかったけれど、まだまだお話したいことはたくさんあった。

最後の日に、人に施すという姿勢が小林書店のすべてをあらわしていると思う。

自分の人生の終わりは映画の『ビッグ・フィッシュ』みたいに、これまでの人生のオールキャラクターが集まって棺桶に花を入れてくれたら嬉しいと思っていた。そこに今は会社という「法人」、店という人格が増えた。自分の店の終わりはどうなるだろう。そこに自分や店の在り方があらわれる。考えていくことがまた増えた。

DIY BOOKSを開く前に小林書店に伺って相談して以来、由美子さんは何度も目をかけてくださった。昌弘さんにも「本屋は儲からんしやめた方が良い」とアドバイスもいただいた。

そのあとはっきり分かったのは「本屋は本当に続けるのが難しい」ということだった。結果的に、DIY BOOKSは本来の「つくる」方の意味での本屋に集中すべく、ほとんど本を売る本屋ではなくなった。実際のところ、本業をしながらの開店となったが、本屋自体で収益を得るのがかなり難しかったのは営業形態変更の理由の一つにある。

だからこそ、小林書店が続いてきたことのすさまじさが(ひよっ子ながら)理解できる。

そして由美子さんの売る力。トーク力。

僕が新卒で入った某通信教育の会社でダイレクトメールをつくったり、雑誌の販促をしたりする仕事に就いて学んだ真理は、商品そのものじゃなくて、ベネフィットを売ること。相手に合わせて。ダイレクトメールやメルマガ、SNSだったらそれが1対nでできる。でも由美子さんはそれを1対1でとてつもない回数やってこられた。

結果的に数百部、数千部を売る。その原点には、人と本に向き合う誠実さがある。

この前、「これからの町の本屋」というイベントで由美子さんや他の本屋さんと話させてもらったとき、いかに僕が本を売るのがうまくないかという話になった。由美子さんは「おいおい教えていく」と言ってくださったが、そろそろ真剣に聞きに行かなければいけない。さらに本屋として、人間として身の振り方をいまめちゃくちゃ考えてるんです、と。

正直なところ、僕はあの日以来結構凹んでいる。ウソをつけない。分かっていたことだけれど、小林書店が開かないというのはさみしい。でも遊びにいこうと思う。

小林由美子さん、小林昌弘さん、ご家族のみなさん、かかわってきたみなさま、本当にお疲れ様でした。

また会いましょう。

カテゴリ随筆 関連タグ:小林書店, 町の本屋

『文集 町の本屋』あとがき

2024年6月4日

小林書店閉店の報せを受けて、店主・小林由美子さん含む12人で寄せた『文集 町の本屋』のあとがきを公開します。

※最終稿とは異なります。

あとがき

 雨あがりのように、晴れやかな気持ちで町の本屋の旅立ちにはなむけを送りたい。この文集をそういう思いで綴った。

 「まえがき」で若狭さんが書いてくださったように、この文集をまとめるきっかけは、尼崎市・立花にある小林書店さんの閉店を知ったからだ。小林書店を訪ねてお話したことがDIY BOOKSの大きな始まりだった。だから何かできないか、と考えた。

 はじめから小林書店以外も含めた「町の本屋」のエピソードをテーマにしようと思っていた。というのも、後日店主の小林由美子さんと話して「そうして良かった」と感じたのだが、小林さんは涙の別れを望んでいないからだった(どうやったって小林さんもお客さんも泣くと思うんですけど)。むしろ「よくここまでがんばった!」と、自分で祝いたいと小林さんは言う。だから、最終日には紅白の布を飾りたいと。このZINEの表紙は小林書店の青いテントにちなんだ色合いにしようと思っていたが、この一言を聞いて「赤でいこう」となった。

 誰しもにあるであろう、町の本屋の思い出。小林書店やうちのお店だけじゃなくて、全国のどこにでもあるはずの、小さなエピソード。たわいもない話かもしれない。でもそのたわいもなさは、その人の中にしかない。こうして文集にまとめなければ世に知られることがない話。少なくともあなたは読むことはなかった話。秘密。それをどうにか形にしたかった。

 「店主が売りたい本を選ぶ」「本以外の雑貨を売る」「ビブリオバトルなどイベントで人を集める」など、小林書店はある意味いまの独立系書店の先駆的取り組みをしてきた。とはいえ『仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ』(川上徹也/ポプラ社)にあるように、あるいは本書で由美子さんが書かれているように、小林書店がやってきたことは地道な、コツコツとした小さな仕事の積み重ねだ。新刊書店として大手取次との取引もずっと続いている。一方で、震災後に傘を売る取り組みを始めるなど新しい取り組みもどんどんやってきた。『キン肉マン』が大人気の時代、小さな書店にはほとんど配本されない。その時期に別の本で実績をつくることで大量に配本される実績をつくった。すべて小林書店が本と、お客さんと真摯に向き合ってきた結果だ。「特別ではない」なんて言えない。本屋をはじめて、同じことをまったくできないことが僕にはわかった。「まじめに商売をする」のがいかに難しいことか。それを続けてきた信用で、小林書店はできている。

 僕はずっと思っていた。小林書店は町の本屋の象徴だと。町の本屋にできることをほとんどやってきた。それに、全国の本にかかわる人に慕われている。

 長くなってしまったが、あえて小林書店以外も含む「町の本屋」全般をテーマにしたのはそれが理由だ。筆者によっては小林書店のことを書かれている方もいる。もちろんそれでいい。逆にそうじゃなかったとしても、どこかに小林さん夫妻の、小林書店にかかわる人たちの顔が見えてくるような気がするはずなのである。大切な本との出合いや、本屋にまつわる小さなお話が、小林書店と、それ以外の町の本屋ともリンクしていくんじゃないか。そう考えた。

 表紙を傘のような本にしたのは、もちろん小林書店で傘が売られてきたことが一つの理由だ。もう一つは、本屋が、どこか雨やどりの場所のように思えるからだ。本屋をはじめてみたら、二時間、三時間話すお客さんがよく来られる。時間帯効果(利益)を考えると非常に大変にあれではあるが、偶然聞くお話はとても面白い。一方で、自分の店がお寺や教会のように思えてくる。おこがましいけど。

 自分がお客さんとして本屋に行くときは、ただ暇だとか、進路に迷っただとか、どこか落ち着く場所を探して訪れていた気がする。僕にとっても、本屋は教会のような存在だった。

 本屋は、人生の雨やどりの場所なんだと思う。

 だからこそ、小林書店の最後の日は、終わりというよりは旅立ちのようにとらえたい。

 

 『大辞林』を引くと「本屋」にはこういう意味がある。

【本屋(ほんや)】本を売る店、また人。出版社をいうこともある。書店。書肆(しょし)。

 全国でいろんな町の本屋が試行錯誤している。大変だけど、面白い時期だ。

 僕らDIY BOOKSも原稿を書き、店内にあるリソグラフで印刷して手で製本して売る、町の中華みたいな本屋だ。本屋一本では無理だけど、やりがいはある。

 一方で、今の時代、ほとんどの人がすでに本屋になりかけているんじゃないかと思う。

 文学フリマやアートブックフェア、コミティア、コミックマーケットはいわずもがな、同人誌やZINE界隈は盛り上がっている。

 上の定義からいけば、自分でZINEをつくってイベントで手売りする人は、もれなく本屋であろう。真っ当な意味で。メルカリで本を売るために売り文句を考える人も、本屋だと思う。

 本屋は減っているけれど、町にはたくさんの本屋さんが歩いているはずなのだ。

 現「町の本屋」としてすべきことは、町にいる「本屋予備軍」に声をかけ、本屋になってもらうことだ。うちの店も、仕入れて本を売るというより、いろんな人に本をつくってもらいたくて開いた。

 だから僕は言いたい。あなたが本屋になるんだよ、と。いや、すでにあなたは本屋なので自覚してください、と。

 小林書店や、多くの町の本屋からのバトンをみんなで笑顔で受け取って、新しい本屋を続けていく。またつらくなったら、傘を閉じて本屋で雨やどりすればいい。町の本屋さんはそのときに寄り添う本を、そっと置いていてくれているはずだ。

 町の本屋さん、ありがとう。また会いましょう。


文集:町の本屋

『文集 町の本屋』

小林由美子さんと11人の町の人が書いた「町の本屋さん」のエピソード

購入する

カテゴリZINE 関連タグ:zine, 小林書店, 町の本屋

【6/22】桂弥太郎さん落語会第2回を開催します

2024年6月3日

こんにちは、DIY BOOKS平田です。

6月22日(土)13時から、DIY BOOKSで桂弥太郎さんの落語会2回目を開催します。

3月31日に開催した落語会は満員御礼。

「時うどん」「ちりとてちん」「貧乏神」の三席をやっていただきました。

落語のあとのトークでは、落語についてや、それぞれの落語の解説、弥太郎さんが落語家になるまでのお話もしていただきました。たくさんのお客さまの笑顔が見られて嬉しいイベントでした。

前回同様、今回も落語がお好きな方はもちろんのこと、ぜひお子さんも含め、はじめて落語を聞いてみたい方にも来ていただきたいなと思っています。

落語会のあと、弥太郎さんとのトークイベントもやります。

ぜひお越しください!

イベント概要

・本屋で落語 桂弥太郎 落語会

日時:2024年6月22日(土)13:00~15:00

料金:3,000円

※中学生~大学生:1,500円

※小学生以下のお子さま無料

(大人の方お一人につき小学生以下のお子さま一人まで)

※18歳未満の方は保護者の方とお越しいただくようにお願いいたします。

プログラム:

12:30 開場

13:00~13:45 :落語(2席)

(休憩:10分程度)

14:00~14:45:トーク(聞き手:DIY BOOKS平田提)

以後 質疑応答 

15:00ごろ 閉会

お申し込みはこちらから

カテゴリイベント 関連タグ:イベント, 桂弥太郎, 落語, 落語会

「急がなくていいか」と思える、うるし継ぎの魅力。ゆっくり直す習慣を

2024年5月29日

うるし継ぎ

6月からDIY BOOKSで始まる、うるし継ぎレッスン。漆の魅力を、講師の佐藤由輝さんに聞いてみました。講座は6~9月、約2週間ごとに計8回と時間がかかりますが、その時間は漆(うるし)の特性を引き出すために必要なもの。ゆっくりと器や、何かを直す時間と向き合ってみる機会になれば、と考えています。

聞き手:平田提(DIY BOOKS)

講師プロフィール:佐藤由輝

1994年大阪生まれ。2019年京都市立芸術大学美術研究科工芸専攻漆工修了。漆の性質や質感を探求し、誰かとものづくりをしながら作家として活動中。漆や工芸に宿る人々の生活の知恵や工夫の痕跡を知り、それが今の暮らしのひと工夫に繋がる方法を探している。

漆との出合いと魅力

うるし継ぎ

(佐藤さんが直したという、お皿。欠けた部分を黒の漆で)

――漆との出合いはどんなものだったんでしょうか。

漆とは大学の授業で出合ったんです。大学の工芸科では、1年生で「染織・陶磁器・漆工」3つの分野を学び、2年生から専攻を決める必要がありました。私はもともとものづくり全般に興味があったのですが、その中でも漆という存在が一番「未知だな」と思って漆を選びました。漆をもっと深く知りたいと思ったんです。

――うるしの魅力はどんなところにあると思いますか?

ウルシノキから取れる漆は、日本・中国・韓国・韓国東南アジアの地域でいえば原始時代から使われてきた「塗料の原点」です。古くから器やお箸だけでなく、建具にも使われてきました。

漆の魅力は何かを覆うと漆の強い存在感を放つ一方で、何かがないと漆の塗膜を張ることは難しいところ。つまり一緒に存在するものが何か必要となる、形をもたない素材であるところです。生きている素材ですし、ずっと触っていても「未知」はなくならない。答えが見つからないからこそ探究したいと思えますし、寄り添っていける感じがあります。

時間をゆっくりかけるうるし継ぎ

うるし継ぎ

(佐藤さんが漆で注ぎ口を直したガラスのティーポット)

――佐藤さんは暮らしの中でうるし継ぎをされているんですか?

もちろん継いでいるんですが、私があまり器を割らないんですよね(笑)。今は依頼をお受けして直すことが多いです。食器や、お箸の塗り直しもやっています。

――今回のDIY BOOKSでの講座は9月まで全8回、約2週間ごとの開催です。佐藤さん はゆっくり時間をかけることを重視されていると聞きましたが、漆は時間のかかるものなんでしょうか。

個人的には「無理をしない」のを大事にしています。うるし継ぎについて言えば「漆に合わせる」ということでしょうか。やろうと思えば、人の力を加えたりすれば早く終えられないことはありません。ただ先人の人が積み上げてきた技術も尊重したいですし、漆本来の接着力の強さを活かせず、硬化する時間を持てなくなってしまいます。逆に時間をかけてあげられれば、漆の力を引き出してより強固に器を直すことができる。

漆の時間に合わせることで「急がなくていいか」と思えるのは、うるし継ぎの一つの魅力だと思います。

うるし継ぎ
うるし継ぎ

(佐藤さんがお客様から依頼を受けて漆で継いだお皿)

家でできるうるし継ぎ

――小さなお茶碗の欠けぐらいだったらある程度すぐに終わるものでしょうか。

1、2ミリの小さい欠けだったら講座の4、5回分(2週間おきに1回の開催)で終えられると思います。 

うるし継ぎ講座をしていると、講座中にまた割れたお皿が見つかって持ってこられたりすることもあります。講座内でできる量は限られているので、その場合はぜひおうちに漆や道具を持ち帰ってやってみていただくのをおすすめします。もちろん手などがかぶれる心配があるので、手袋をするなど注意は必要です。

講座が終わるころには、みなさんゆっくりした時間に慣れて「完成してもすぐに使わずに、1カ月置いてから使ってください!」とお願いしてもすんなり受け入れてくださるんです。安心して使っていただくためにもぜひ終わったら飾って眺めてほしいですね。

ゆっくり器や、モノを直す時間に向き合えるうるし継ぎ。お家でも試せるようになったらいいですよね。ぜひこの機会に受けてみてはいかがでしょうか。

うるし継ぎレッスン概要

会場:DIY BOOKS(兵庫県尼崎市武庫元町1-27-5)
日程:全8回
2024年6月6日(木)~9月26日(木)の隔週木曜日 
対象:すべてのレッスンに参加可能な方
定員:6名×2クラス
同日に別時間帯で2クラスあります。いずれかの時間帯をお選びください。

①12:30~14:00
②14:30~16:00
参加費:28,000円(材料費含む)
持ち物:以下の持ち物を持参ください。

割れや欠けのあるある陶磁器2、3点(ガラス不可)

  • 保管用段ボール箱(D40×W30×H20ほど)
  • ハサミ
  • カッター
  • 古布
  • 割り箸(複数本)
  • エプロン、腕カバーなど

※当日は汚れてもいい服装でお越しください。

注意事項

※本漆を使用するため、手などがかぶれる可能性があります。かぶれにくいよう講座の中でも注意換気を改めていたしますが、あらかじめご了承ください。

※修繕後の陶磁器は、直火・電子レンジでの使用はできません。

【お申し込みはこちらから】

うるし継ぎレッスンに申し込む

カテゴリワークショップ 関連タグ:うるし継ぎ, ワークショップ

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