本をつくります。
変なタイトルですけど、題して『木引っこ抜いてたら、家もらった。(仮)』という本をつくります。ZINEというより、一般流通できる書籍を目指して。
ガサキベースの足立さんと、DIY BOOKSの平田で。著者は平田、話し手が足立さんです。
兵庫県尼崎市にある「ガサキベース」という場所が、2025年4月に終わります。
「番頭」の足立繁幸さんと、「丁稚」の足立桃子さんが工場を改装した空間に住みながら、DIYの相談に乗ったり、コーヒーやカレーを出したりしています。DIY BOOKSをはじめ、尼崎の新しい店舗など場所をつくる手伝いをデリバリーで担いつつ、アナログ、ローカル、自分でつくり続けることの大事さなど、いろんなヒントを訪れる人に与えてきてくれました。
ガサキベースの終わりの前に2025年3月刊行を目指し、ガサキベース足立さんとDIY BOOKS平田の対話を中心に「ほんとうの経済」について考える書籍をつくりたいと考えています。
↓足立さんとの11/21インスタライブの動画です
なぜつくるのか
(写真:多田えみあさん)
「木引っこ抜いてたら、家もらった」というエピソードは、ガサキベースとDIY BOOKSで2023年末に行ったイベント「生きのびるためのDIY」で聞いたお話。足立さんは譲り受けた島根の家のジャングルのような木を引っこ抜いていたら、さらにその後ろの家ももらうことになるのでした。
そんなわらしべ長者のようなできごとがどうして起こったのか。足立さんは「機械ではなく、手で作業をしていたからじゃないか」と話します。自分でやる=DIYすること。その風景が人を呼び寄せ、家をもらうなんてイベントも引き寄せる。お金で買ったり外注したりしては手に入れられないものがある。
「経世済民」や「オイコノミア(家政)」という言葉を見ても、経済というのは家族や人と人がかかわりあう風景を指すものだったのではないか。そしてその家族の風景はDIYがつないでいたのではないか。お金でお金を買うような、金融市場のことだけではなくて。
誰かの代わりにする日々の仕事も、誰かにやってもらう仕事も大事なんだけど、どうも生きている実感というのはDIYしないことには得られないように思えてくる。
足立さんが語ってくれたエピソードには、経済を考えるヒントが詰まっている。そして家をもらってつくっていく未来の暮らしにも興味があるけれど、まずはどうしてわらしべ長者的なイベントが起こったのかをたどっていきたい。その過程でガサキベースに訪れ、足立さんと話した内容を本にまとめていきます。
イベントをやります。
本の内容をより拡張して面白くしていただけるような方と著者たちのトークイベントを開催していきます。場所はDIY BOOKS、ガサキベース、杭瀬公園管理棟とガサキベースとゆかりのある場所。
●刊行前イベントに対談いただく方が決まりました!ご予約は下記から
【12/10】イベント「あたらしい百姓と経済」
【12/18】イベント「尼崎の風景とDIY」
【1/8】イベント「あるものでつくる暮らし」
みなさまに協力をお願いしたいこと
1.事前購入をお願いいたします!
ゴミを出したくないので、なるべく刷る部数が決まってから印刷に入りたいと考えています。なにとぞ事前のご購入をぜひお願いいたします。2,000部をひとまず目指しております!
2.カンパをお願いいたします🙇♂️
まずは尼崎を中心に流通させていきたいのですが、どんどん全国にも流通させていきたいと考えています。その印刷費や話し手・著者印税、イベントの登壇者への謝礼、イベント・取材出張費等に使わせていただきます。
なにとぞご支援・事前購入をお願いいたします!
書店のみなさまはお問い合わせください。予約注文も承ります。
※刊行後順次いただいたご住所にクリックポストで発送いたします。
事前予約・カンパは以下のボタン・リンクから
※タイトルや書影は仮のものです。予告なく変更される場合がございますのでご了承ください。